入卒式の保護者の装い
入卒式の保護者の服装
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタント&リーダー服飾研究家の吉村ひかるです。
3月、4月は学校の入卒式シーズン。
ご子息の入卒式を控えている保護者の皆様は、そろそろ着るものを考える頃でしょうか。
先日は修了生からこんなご相談をいただきました。
「ご子息が入卒式を迎えるお客様の、当日の服装のパーソナルショッピングを依頼されましたが、留意すべきポイントはどこでしょう」
というもの。
少子化に伴い入卒式の機会が減っているのに加え、動画や写真でも記録としてしっかり残るので、
着るものに悩んでしまう父兄も多いのかもしれません。
校長先生のモーニングコート
保護者の服装を考える前に、そもそも前提として、主催者である校長先生が何を着ているか思い出してみましょう。
といっても、記憶に残っていない方がほとんどのはず。
実は、モーニングコートを着装している校長先生がほとんどです。
校長先生が女性の場合は、それに匹敵するロングスカートや袴姿の方が多いです。
学校として一番大事な公式行事、しかも何百人、あるいは何千人の生徒と父兄に向けた一大イベントゆえ、主催者である校長先生は正礼装で敬意を示しています。
正礼装を着装することで、巣立っていく卒業生たちのはなむけの気持ちも込められていると考えられます。
そうすると、対して列席する立場の者は格下の準礼装・略礼装を着装することがふさわしいのがわかります。
近年では、主人公は子供だからといって、かなり略式の装いで参列される父兄が散見されるようで、嘆いている関係者もいます。
カジュアル化の波は、ここまで押し寄せてしまっているのでしょうか。
また、一人っ子の大事な行事だからと祖父母も一緒に参列される微笑ましい光景にも出会い、昨今の入卒式風景もかなり変わってきています。
保護者の服装のポジション
男性の保護者はスーツスタイルがほとんどなので、悩まれることもないでしょうが、女性の保護者のほうが思案に暮れることが多いです。
しかし、各ブランドでは、オケージョンに合わせて沢山入れ込んでくる時期なので、ご安心ください。
しっかり吟味して選んでくださいね。
一般的には、卒業式は落ち着いた紺系、入学式では華やかなアイボリー系のセットアップが多く、そこにパールやコサージュを合わせたりしています。
しかし、皆と同じが嫌な当方は、かつて、息子たちの入卒式ではどうだったかというと、ソフトピンクのスカートスーツにバロックパールのネックレス。
コサージュの代わりに、胸ポケットにレースのハンカチを入れて参列していました。
目立っていたかもしれませんが何のその。
保護者のポジションを踏まえつつ、思い出に残る装いを!
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Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター