世界で通用する和太鼓集団
世界で通用するエンターテインメントとしての和太鼓
数年前のこと、打ち合わせ前に時間があったので銀座のスターバックスに入った折、私の目に飛び込んできたのが、カウンターの端に置いてあった大判のミニコミ誌。汗のしぶきをあげて和太鼓を叩く姿がモノクロの表紙を飾っていました。そう、それがDORUM TAOとの最初の出会いでした。昔から応援している方々にとっては遅いよと言われそうですが。その躍動感ある紙面からは「世界で通用するエンターテインメントとしての和太鼓」が十分に伝わってきました。
その後、すぐにチケットを申し込んだのは言うまでもありません。
エキサイティングに変容させてきた力に脱帽
圧倒的な音表現を持つ和太鼓を主体に、美しい旋律の篠笛・箏・三味線による演奏で驚異のパフォーマンスを飽きさせることなく表現し、26ヶ国・500都市で合計800万人以上を動員しているという。
日本の伝統的な和太鼓をここまでエキサイティングに変容させてきた力に脱帽するとともに、最高のエンターテインメントを魅せるために常にストイックな訓練を重ねている姿に畏敬の念を感じずにはいられません。その後、幾度となくDORUM TAOを見に行ってますが、そのたびにエネルギーをもらうと同時に、お前も切磋琢磨しなさいよ!と言われている気がしてなりません。
「人間力」「技力」「演出力」が最高な形でスパイラルされている
何がここまで人を感動させてしまうのでしょうか。私には「人間力」「技力」「演出力」が最高な形でスパイラルされていると感じています。
無駄のない鍛え抜かれた身体の彼ら、彼女らが、一瞬一瞬を本当に楽しんで演じている姿があります。様々な背景を持った人達が縁あって一緒に演奏する、今までの経歴なんてどうでもいい、肩書なんて関係ない、今、目の前のお客様を最高に楽しませようよ、そして自分達も思い切り楽しもうよ、という想いが伝わってくるから不思議です。
また、彼らの力量は半端なく、切れの良い動きや裁きから、日頃の相当の訓練が目に浮かぶようです。中途半端な訓練では決してたどり着けない領域でしょう。
そして、彼らの力をしっかり演出してくれるもののひとつに、衣装の存在が大きいと感じています。コシノ・ジュンコ氏のデザインだけあって、計算し尽くされた衣装が彼らの動きを美しく際立たせています。仕事柄、演出力としての衣装の在り方がとても勉強になっています。衣裳展を開催されているのも頷けます。
世界を魅了するエンターテインメント。この瞬間、目の前のお客様を最高に楽しませる。
そのためのパフォーマンスが最高に発揮できるよう、日頃の準備がものをいうのかもしれません。 自分達も楽しむことを忘れずに。
グローバルなイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター