ニッキー・ヘイリー氏撤退表明の赤いワンピース
ヘイリー氏の撤退表明
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタント・リーダー服飾研究家の吉村ひかるです。
先日6日に、アメリカ元国連大使のニッキー・ヘイリー氏がサウスカロライナ州で、
今年11月の大統領選に向けた野党・共和党の候補者指名争いから撤退すると発表されたのはご存知のとおり。
有権者の選択肢を広げることをモットーに選挙活動を続けられていました。
最後も堂々とした撤退表明演説。
この時の装いは、トレードマークのハイヒールに赤いワンピースでした。
共和党だから赤かもしれませんが、
「最後は赤なのね」と思いながら、過去を遡って思いを巡らせていたところ、意外な共通点が見つかりました。
マーガレット・サッチャー元首相もテリーザ・メイ元首相も最後は、なんと赤いスーツだったのです。
赤い服の意味するもの
11年半務めた英国首相の座を退くことになったマーガレット・サッチャー氏は、首相官邸を去る日に官邸前で行った会見時に赤いスーツを着用。
20世紀の英国首相として最長の在任期間を誇りましたが、本人は本当はもっと長く首相の公務を続けたいという意欲を持っていました。
彼女の政党カラーからすると青なのですが、この日は赤。
そして、近年ではテリーザ・メイ氏が思い出されます。
EU離脱問題で混乱を極めていた議会に、決着が着かなければ自分は退陣すると、凄みを効かせて議会に迫った日、
そして、首相辞任会見の日も赤いスーツでした。
最後は涙声だったのが印象的でした。
赤が示すこと
「赤」という色は歴史的に、良い意味も悪い意味も経てきています。
現在でも、情熱、やる気、エネルギーというポジティブな意味を持つ一方で、注意喚起、停止、禁止等の意味も持ちます。
いずれも、かなりインパクトが強く、見る者の視覚や脳裏に焼き付き、記憶に残る色であることは確かです。
上記3名の女性に共通するのは、類いまれにみる素晴らしい才能を持ち合わせ、それを自国のために発揮してきました。
しかし、本来ならもう少し発揮し続けたかったという思いが「エネルギーの赤」を通して伝わってくるように感じます。
各人の活動としては一区切りかもしれませんが、決して疲れ果てて去るわけではありません。
本人の感情と、それを外見に見せる方法、そして、それを見る者の感情が面白いようにリンクしていると感じます。
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Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター