25センチのあなたの味方

この春売れた意外なもの
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタント・リーダー服飾研究家の吉村ひかるです。
先日、ブラシ屋さんと雑談していて驚きました。
ここで言うブラシとは、洋服ブラシのこと。
この春、洋服ブラシが飛ぶように売れたそうです。
意外ではありませんか。
花粉が史上最大に舞い、加えて黄砂が追い打ちをかけてやってきたこの春。
強風にもずいぶん悩まされ、様々な物質が浮遊している昨今に、全てを掃き落としてくれるウルトラマンのように強い味方!と喜んで購入されていくそうです。
当方はこの仕事を始めてから毎日のようにブラシをかけているので時期的な特別感はないのですが、皆さんの購入動機にとても共感します。
洋服ブラシの歴史と効用
そもそも洋服ブラシというくらいなので、西欧発祥です。
イギリスで一番有名なのがKENT(ケント)という英国王室御用達の最高級ブラシメーカーでしょうか。
今から約250年前の1777年創業。
メンズウェアの仕事をされている方ならピンと来たはず。
そう、「ダンディズム」の時期と重なります。
ダンディズム(18世紀後半~19世紀前半)とは、イギリスで生まれたSimple is Bestの男性の美意識のスタイルを指します。
シンプルで上質な装いをアシストしてくれた強い味方だったのでしょう。
日本に入ってきたのは、それから100年後の1874年(明治7年)にフランスから入ってきました。
ブラッシングの目的は、常に毛並みを揃えて生地を良い状態に整えておくこと。
1日着用すると汗や湿気、埃、臭いを沢山吸い込んでいるので、ブラッシングを施すことでなかったことにしてくれる(笑)わけです。
ハンガーにかけて一晩置いておけば、着ジワも伸びています。
ブラッシングすることで、服地の持ちが良くなり、毛玉もできにくいのを感じていただけるはず。
結果、長い期間、良い状態を保ってくれます。
ブラシで印象管理
洋服ブラシでは後発の日本であっても、今や数多くのメーカーが素晴らしいブラシを世に送り出してくれています。
もはや世界屈指レベルと拝察しています。
馬毛や豚毛、ウール用やカシミヤ用、ニット用など、目的別に沿って丁寧なもの作りをしています。
ご自身にとって使い勝手の良いものを、まずは1本持たれると良いのではないでしょうか。
お客様のオフィスにお伺いすると、ハンガーの横にブラシが添えてあることが多いので嬉しくなります。
たった1本のブラシでできる最高の印象管理。
心強い相棒としてお付き合いするのはいかがだろうか。
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エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター