55年前の10/18、日本経済を大きく動かした女性がいた
その名もツイッギー
少し歴史を遡りますが、1960年代のカルチャーの中心はロンドン。
ご存知のようにビートルズやローリング・ストーンズが熱狂を浴びていた時期です。
音楽に限らずアート、ファッション、映画も然り。
こんな中、イギリス出身のデザイナー、マリークワントがミニスカートを発表し、大フィーバーに。
このようなタイミングの1967年の10月18日にミニスカートのアンバサダーを務めていた「ツイッギー」が来日したのです。
10月18日はミニスカートの日
この日を契機に日本経済が大きく動いたことから、10月18日を「ミニスカートの日」と言われるようになったそうです。
個人的には「ツイッギーの日」でよかったのではと感じますが。
小柄でベリーショート、ミニスカート姿の彼女が飛行機を降りた瞬間から、見る者を解放感とワクワク感で充満させたと言います。
なぜこれが日本経済に影響を与えたのか。
ミニスカートになれば、タイツが必要です。
下着を変える必要も出てきます。
それまでの保守的なヘアスタイルでは合わないのでヘアスタイルを変える人が続出。
ちなみに魔法のカットと言われたヴィダルサスーンが躍り出たのもこのタイミング。
モードで軽やかなヘアスタイルになると今までのメイクでは合わないので、メイクの一式買い替えが発生します。
それに合うアクセサリー、小物と五月雨式に様々なものが変化を遂げていきます。
当時の百貨店にとっても嬉しい悲鳴だったことでしょう。
一緒に歩くメンズたちも大きな煽りを受けたに違いありません。
ツイッギーが小柄だったということも、当時、小柄な日本女性が真似しやすいと感じた理由の一つかもしれません。
思い切った行動が人の心を動かし世界を変える
画期的だったのは、この外見の変化が見た目だけにとどまらず、人々のメンタルやライフスタイルも大きく変えてしまったところです。
こんな格好をしたら大股歩きになり、開放的な気分になるのは当然のこと。
行動範囲も広がり大胆なことにも臆せず挑戦する前向き思考の人々が続出。
ちなみに、このタイミングでマリークワントがウォータープルーフのマスカラを発表してくれたおかげで、
泣いてもマスカラが落ちないことがわかり、感情を隠さず表現する人たちが増えたという。
気持ちや生活まで変えてしまう外見の力。
気持ちが変わってから外見が変わるのもありですが、効果の速さとインパクトを考えると、
外見から入ったほうが間違いなく即効性ありそうです。
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Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
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- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター