パフォーマンスを最大化してくれる装い
カジュアル化が最適とは言えない
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタントの吉村ひかるです。
先週、こんなご相談がありました。
「うちの会社のドレスコードがなくなり、今や皆さんカジュアル化されてますけど、どうも自分には合わないみたいなんです。
気持ちまで緩んでしまうというか・・・。」
こんな方、案外多いのではないでしょうか。
反対に、逆のパターンの方もいらっしゃるはず。
会社の方針を受け入れ、同僚の装いを横目で見て、自分はどうしたら・・・と思惑されています。
少し背筋が伸びるくらいがちょうどいい
人間工学的に見ると、人にはそれぞれパフォーマンスが最大化する最適な覚醒水準というものがあるそうです。
例えば、ストレスが全くない状態だったり、集中する必要のない状態は、生産性が上がりにくく、パフォーマンスも低いまま。
一方、ストレスを適度に感じながら集中していける状態というのが、生産性が上がりパフォーマンスが最大化されるベストな状態とのこと。
この状態が続くほど、人は次第に自信とやる気に満ちていくそうです。
よく、スポーツ選手が「ゾーンに入った!」と言いますが、あれはまさにこの状態に入ったということなのです。
自分のパフォーマンスが最大化する装いは
我々ビジネスパーソンの装いに置き換えてみましょう。
着心地の良さを感じながらも、少し背筋が伸びるような(姿勢を正したくなるような)装いがベストということにはなりませんか。
カジュアルすぎて、自宅でもオフィスでも差異ない装いというのは、
上述したようにストレスを感じずラクチンかもしれませんが、緊張感も全くない状態です。
覚醒水準に持っていくには、飲み物やミーティングなど、何か外的要因に助けてもらう必要があるかもしれません。
その点、装いをスイッチが入るものに変えただけで、適度な緊張感を持つことができ、姿勢も自ずとスッと伸びてきます。
人によって、スイッチが入る程度の差はあり、私自身はジャケットを羽織るとスイッチが入ります。
そのジャケットもタイプによりスイッチの程度の差があります。
お客様にも、「テンションが上がり、思い通りに仕事がはかどりそうな服装は、どんな装いですか?」とよく聞いたりしています。
返答は千差万別。
知人が、長時間集中したいときに、この装いに着替えてパフォーマンスをコントロールしています。
ちなみに知人は、パープルの服だそうです。
自分自身の「ゾーンに入る装い」を認識しておくと、ビジネスシーンに合わせて応用できるかもしれません。
エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター