二八
二八(にっぱち)
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタントの吉村ひかるです。
皆さんは「二八(にっぱち)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
アパレル業界では、2月と8月に客数が減り、販売額が減少する傾向を表す言葉です。
おそらく各業界でこういったサイクルの月があることでしょう。
アパレル業界的には、季節の変わり目でセール品と新作が入り交じり、なおかつ、翌月に棚卸を控えているブランドが多いことから、
お店側もあまり在庫を持ちたがりません。
今月も仕事の関係でずいぶんとお店を回りました。
一つのショップ内に、夏物のセール品からファー製品まで揃えているお店もあれば、全て秋物に変えているところもあります。
この暑さから、秋までずっと着られる秋色夏素材の商品を厚く揃えているブランドも多いですが、
担当者に聞くと思ったほどの動きはないとのこと。
ショップによって勝因が分かれやすい時期ともいえます。
メリットも
ということでこの時期は目的買いに限ります。
逆に、漫然と「何かいいものがあれば・・・」という探し方では、疲れるだけでしょう。
買い物が嫌いな人というのは、きっとこんな経験を重ねてきているのではないでしょうか。
普段の月に比べて客数が少ないので、ゆっくり見られることと、秋の入荷商品はこの秋冬のトレンドを顕著に表すデザインや素材ばかりです。
目的買いの方には、案外じっくりと探しやすく見つけやすいタイミングかもしれません。
試着もゆっくりでき、スタッフとの会話も弾みます。
しかも目的が、クリアであればあるほど、例えば、アイテムや着用シーンやカラーなどのイメージが具体的であればあるほど、探しやすい。
時代の状況を反映するカラー
この秋冬はグレーがトレンドカラーで、店頭でも目立ちます。
それもシルバーグレーからチャコールグレーまでと幅が広い。
世の中の気分が、コロナ明けの「気分軽やかカラフルモード」から、「ビジネスモード」に移っていることも一因あるようです。
が、グレーにもあなたを引き立ててくれるグレーもあれば、顔色を悪くさせてしまうグレーもあるので注意が必要です。
決め手は、鏡に映った自分の顔色がどう見えるかです。
次いでカーキ色も目につきます。
秋色とも言えますが、今は戦時中であるという認識を示す色(アーミーカラー)として意識的に使用しているデザイナーもいます。
着るものは時代の気分や状況とリンクしていると改めて感じてしまいます。
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エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター