やはり伝えておこうか

首相の印象管理
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタント・リーダー服飾研究家の吉村ひかるです。
先日行われた石破首相とトランプ大統領の日米首脳会談。
ハラハラしながら全国民が見守る中、無事にそして成功裏に終わったとということで、皆、胸をなでおろしていた様子はご存知のとおり。
ゆえに、良好な関係で次のステップに進むことが期待されています。
今回の石破首相の印象管理は、強さを出さず、誠実で柔軟なイメージを演出した感じでしょうか。
会談の内容はもとより、外見からそれが伝わってきましたね。
いつものレジメンタルタイから水色のジャガード織りのタイ。
黒ぶちの眼鏡からグレーブルーのウェリントンフレームの眼鏡へ。
これだけでも十分です。
謙虚で柔らかな印象管理が功を奏したことがわかります。
数日前のネタニヤフ首相(イスラエル)とトランプ大統領の互角に圧の強い会談とは大違い。
こう見てくると、会場に入ってきた瞬間に会談前にもかかわらず、両者のスタンスが見えて本当に面白いです。
ノイズを省こう
さて、やっぱり伝えておこうか・・とタイトルに書いたのは、石破首相を応援している当方としては耳が痛い「装いと所作のマナー」。
スムーズに終了した会談なので、では次へ、と行きたいところ、ご存知のとおり、各方面からマナーに関するご指摘が・・。
弊社にもお客様から確認のご連絡があり、こうしてコラムに書くことにしました。トホホ。
2つの教訓となるノイズがありましたね。
あえてノイズと書かせてください。
ひとつは、座る際にはジャケットのボタンを外しましょう、ということ。
理由は二つ。
座ったままボタンしていると、ボタンに引っ張られスーツは痛み、余計なシワが入ります。
もう一つの理由は、胸襟を開いてお話ししましょうという意味もあります。
ですので、話し終わって立ち上がる時には、「以上、終わり!」という意味でボタンをビシッと締め、次に移ります。
もう一つのノイズは、握手です。
肘をついたままの握手や、両手の握手はあまりスマートではないので、特に大勢の目に晒されている際には気を付けていただきたいところ。
リーダーを手本とする
首脳陣の会談風景を拝見するに、日本側は全員ボタンを締めたまま座り、米国側はもちろん全員ボタンは留めていません。
以前、安倍首相が会談した際に、日本側は全員タッセルローファーを履いている一方、米国側は全員ストレートチップ内羽を履いていたのを思い出します。
ビジネスでも十分に応用できるこの光景。
スタッフたちは自分のリーダーを無意識に手本にしていきます。
リーダーの皆様、お気をつけください。
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エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター