ビジネスでは青が好感度NO.1は本当か?

ビジネスで好感度の高い色は?
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタント・リーダー服飾研究家の吉村ひかるです。
先週、講演をお聞きいただいたお客様からのご質問。
「ビジネスでは好感度の高い色が青と聞くが、それは本当か?理由はあるのでしょうか」というもの。
最近のトランプ大統領も鮮やかな青をタイドアップされている様子を頻繁に拝見します。
先日の日米首脳会談も共に青いタイでしたね。
G7(先進7カ国首脳会議)と言えば青が定番。
過去には、ドイツのメルケル氏も英国のメイ氏も青いジャケットやスーツを着用していました。
ビジネスプロフィール写真を拝見しても、ビジネスパーソンらが青系の色を上手に取り入れている光景を多々拝見しています。
青の印象管理
一般的には、「青」は空や海をイメージしやすく、「冷静さ」、「説得力」と結びつく良いイメージが伴います。
しかし、現代のいわゆるカラーイメージの一言で片付けてしまうには勿体ないくらい、古くからの素晴らしい歴史を携えています。
なんとなく青が好き!でもよいですが、成り立ちを理解していると納得感をもって着用できるのではないでしょうか。
ここでは青の歴史を遡ってみましょう。
青はそもそも12世紀には聖母マリアの色(天を表す)になっていたのをご存知でしょうか。
ゆえに、特にフランスでは王家の紋章や衣装の色に制定され、王家の特権的な色になりました。
14世紀頃には青のイメージは慎ましさや知性を示す色として広く認識され、17世紀頃には、特権性と道徳性を反映した模範的な人物を示す色として定着してきたのです。
現在残されている数々の肖像画には、鮮やかな青が衣装に反映されているのがわかります。
その間、ラピスラズリやインディゴ、藍染めなど、様々な青が生み出され、一般の我々の生活にも浸透していきました。
現在では、青のネーミングも濃淡などによりペールブルー、スカイブルー、ロイヤルブルーなど、実に200種類以上の分類があるそうですから驚きます。
愛されている色であることがわかります。
似合う青は人それぞれ違う
一方で、青のマイナスイメージもあります。
「冷たい」、「硬い」などがそうです。
同じ青を身に着けているのに、どうしてこうも違った印象を与えてしまうのか。
それは、着用する本人の肌の色に馴染んでいるかいないかの違いが左右しています。
本人の肌の色に馴染んだ青であれば、プラスのイメージを呈示でき、肌の色から浮いてしまう青であれば、マイナスのイメージを呈示しかねません。
ぜひ注意してくださいね。
小物類であれば、そこまで気にする必要はないでしょう。
どうぞ楽しんで青とお付き合いください。
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エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター