アメリカ大統領スピーチの常識

実は、アメリカの歴代大統領は当たり前のように使っていた
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタントの吉村ひかるです。
過日、11月7日にジョー・バイデン氏の勝利演説がありました。ご覧になられた方も多いと思います。私は仕事柄、出来る限りリアルタイムで拝見するようにしています。
さすがスピーチの国です。カンペ無しでとうとうと19分間、ビジョンをお話されていました。拝聴しているこちら側が、エネルギーが充電されていく感覚はどこから来ているのでしょう。
実は、歴代のアメリカ大統領はスピーチの際に常道テクニックを使用しています。リンカーンを筆頭に、オバマ氏しかり、トランプ氏しかり、バイデン氏しかりでした。今回はパフォーマンス学の第一人者である佐藤綾子氏の調査を引用してお伝えしたいと思います。
言語テクニック
毎回いつも感動するのが、「首句反復」というテクニック。大事なことを前に出して何度でも繰り返すという手法です。今回のバイデン氏は「The buttle to~~」を6回ほど繰り返していました。「ウィルスとの闘い」、「環境との闘い」・・・という風に。
かつてオバマ氏も「Yes, we can, ~~」を使用したのを覚えている方も多いでしょう。耳障りがよく、民衆が口ずさむまでになりました。
そして、もう一つが「連辞(れんじ)」というテクニックです。ワードを「、」で繋げていくので、非常に聞きやすく、覚えやすいのが特徴です。かつて、小泉元首相が言っていた「恐れず、ひるまず、たゆまず」などが、まさに連辞です。このフレーズ、有名になりましたね。
非言語の使い方
伝える内容に説得力を加えるのが、非言語での表現です。ミッドナイトネイビーのダークスーツは非常に権威性が高く、このようなシーンには欠かせません。
また、振る舞いについても、会場に来ている全ての民衆に視線をデリバリーすることや、アームの動きを適切に使うことによって大きなエネルギーが伝わってきます。
これに会場の演出などが加われば、文句なしです。
人前でお話する機会が多い方も沢山いらっしゃることでしょう。こういった、全世界に配信される重要シーンの演説は、学ぶところが多いです。ぜひ、参考にされるのも一利あるでしょう。
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エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター