大学学長の写真から見えるもの

切磋琢磨する大学
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタントの吉村ひかるです。
現在、朝日新聞が「2021大学力」と称して大学の広告特集を連日組んでいます。ひとつの大学紹介を新聞の一面ごとに割く贅沢な紙面作りです。各大学が掲げているテーマ、目指しているものなどを分かりやすく詳細にまとめているので、大学受験を控えた親子には、必見のページでしょう。
我が家にとっては、息子達の受験は随分前の出来事で、いつもなら目に留まる記事ではないが、ふと見入ってしまった1枚の写真がありました。芝浦工大の山田学長の写真がスタイリッシュで躍動感にあふれているのです。新聞なので当然モノクロ写真ですが。
学長が示す大学の姿勢
他の学長の皆様に比べてなぜそう感じるのか、しばし見比べてみました。
研究室で撮られたようで、背景に、いまにも走り出しそうな白いトルソーが見えています。ご本人はポケットチーフを挿した陰影あるスーツスタイルで、新聞のモノクロの濃淡の特性を上手く活かしています。躍動感、立体感、スタイリッシュをフレームの中で申し分なく表現しています。山田学長の端正な面持ちと姿勢あってのことですが。
大学学長の一般的な写真は、重厚感や安定感を感じさせるものが非常に多い傾向なのです。
「芝浦工大の今後の成長が期待できるかも」と感じてしまったのは、きっと私だけではないと思います。思わず「どんなことをしようとしているのかしら」と記事を読んでしまいました。「世界を見据えて、自分に挑む」、「真のグローバル人材の育成を加速」、写真のイメージと違わない。
当然、これだけでは大学選びの決め手にはなりませんが、学長次第で大学の運営は変わることを考えると、学長の価値観が透けて見えます。
同じ価値観を持つ学生と共創の大学へ
これとは別に、クリエイティブな専門大学であるデジタルハリウッド大学の杉山学長の面持ちも、見るからにアーティスティックです。公に使用されている写真も非常にラフで、スタイリッシュで良さが活かされています。顔のインパクトが強いぶん、服は引き算に。身体全体でクリエイティブを表現している姿を拝見すると、こういった価値観を持つ学生が集まってきそうです。
企業と考え方は一緒だと思っています。同じ価値観を持つ学生が集まり、ともに共創し成長していく大学になるために、学長の写真も大切な役割のひとつと考えます。
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Written by 吉村ひかる → 詳しいプロフィールはこちら
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定されるイメージブランディングの専門家
・株式会社BEST GRADE 代表取締役
・BEST GRADE アカデミー主宰
・AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
・一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター
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