海部元総理のドットタイはエレガンスの極みだった
海部元総理のトレードマーク
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタントの吉村ひかるです。
先日、ご逝去された海部元総理のドットタイ(水玉模様のネクタイ)好きはご存知の通り。
海部氏が総理として活動されていた当時、お恥ずかしながら私は、「今日の海部首相はどんな水玉だろう」と政策よりもネクタイばかりが気になりTVを見ていた気がします。
お持ちのドットタイは、ナント600本と言われています。この本数からも、1日のうちにシーンにより何度かタイドアップし直しているとしか思えません。喪の時にも黒の濃淡のトッドタイだったそうです。
ドットタイの考察
装いのカジュアル化からか、以前に比べてドットタイを見ることも少なくなったと思いませんか。代わりにソリッドタイ(柄の無い無地のネクタイ)を多く見るようになりました。
しかし、ここでドットタイの効果を見てみましょう。
ドットタイは、正統派スタイルの象徴とも言われるネクタイ。ビジネスシーンからフォーマルシーンまで使える万能なネクタイの一つでもあります。なぜか。これは、ドット柄がもともと持っているエレガンスイメージのお陰なのです。
なので、女性も服や持ち物にドット柄を取り入れている方を多く見かけます。
ドットでも、ピンドット(小さな水玉)、ポルカドット(中位な水玉)、コインドット(大きな水玉)とドットの大きさを変えることで多くの印象を作れます。ドットは小さければ小さいほど、エレガントに、大きくなるほどカジュアルな印象を作れます。また、ドット柄の間隔が広く空いているほど落ち着いた印象に見えてきます。
ドットタイのカラー、ドットの大きさ、間隔で何百通りものイメージを作れるというわけです。
手持ちにドットタイの無い方は、レパートリーに加えてはいかがでしょうか。
女性も然り。当方も水玉のボータイブラウスを持っていますが、万能服の一つのアイテムと化しています。
他の著名人も活かすVゾーン
このように、他人の目に入り、しっかり印象を与えてしまうVゾーン(首~胸にかけて)。
思い起こせば、鳩山元総理がイエローのネクタイ、安倍元総理がレジメンタル好きなど、その方のトレードマークを作りやすいスペースでもあります。トランプ元大統領の赤いネクタイも、トランプレッドとネーミングが生まれてしまうくらいです。
オンラインで仕事することが多くなった今、顔と一緒に映り込むVゾーンをイメージ作りのスペースとしてぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター