伊勢丹メンズ館の1階から消えたもの
伊勢丹メンズ館1階のリニューアル
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタントの吉村ひかるです。
メンズファッションストアの代表格と自負する伊勢丹新宿店のメンズ館1階が先日、リフレッシュオープン。
これまで接点が少なかったミレニアル世代を含めた幅広い層にアプローチするという。
館内に入るなり目に飛び込んできたは、メンズジュエリーとコスメエリア。
色鮮やかでアーティスティックなフラワーベースを陳列する、フラワーショップも併設されています。
おうち時間が増えたことにより、自分自身のライフスタイルを本質的に見つめ直し、お肌の健康、心身の健康というウェルネスに向けたフロアに成り代わっていました。
美容機器やフレグランスコーナーで接客を受けているお客様もなんだか嬉しそうに見えます。
1階から消えてしまったもの
そう、ここまでくると気づいた方も多いと思いますが、今まであったネクタイとシャツのコーナーが消えているのです。
仕事柄、買い物同行や代理購買でしばしば訪れているこのコーナー。
何も用事がなくても、情報や変化をキャッチしに通るこのコーナー。
そうか、なるほどね、と思いながらも少々寂しい。
聞けば5階に移動したというので行ってみました。
専有面積は狭くなったものの、その分、品揃えが研ぎ澄まされた感じがしてホッと胸を撫で下ろしました。
フロアを移動途中にフラワープリントのメンズシャツやジャケットを見つけ、世の男性陣がこんなのを身に着けてくれたら、どんなに日本も明るくなるだろうと、
思いめぐらす自分がいます。
一見して変化していることを伝えられているか
一見して、明らかな変化を伝えてくれている1階フロア。
今度の提案はこれだからね、と無言で伝えている。
我々の仕事を振り返ってみると、何かを変えた時に、目に見える形で伝えられているだろうかと疑問が湧きました。
都度、説明しなきゃいけないというのは変化ではなく、言いわけ。
ライフスタイルの変化と共に、様々なものが変わらざるを得ないはずなのに、大方のものが変わってないように見えます。
自分達だけ、関係者たちだけの自己満足で終わらないよう気を付けたいものです。
エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター