グローバル女性リーダーのファッション傾向
女性がリーダーだと戦争が起きない?
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタントの吉村ひかるです。
とあるシンクタンクによると、各国のリーダーに女性が増えるほど、戦争が起きる可能性は低くなるという報告があります。
生まれながらにして、産み育てるという種の保存のDNAがあるためでしょうか。私も同感です。
ウクライナ情勢報道のお陰もあり、世界の情報は今や瞬時にして認知されます。
そのような情報の中、頻繁に目にするようになった欧米、特に西欧の女性リーダー達の姿。
その人数の多さと凛とした姿に目を見張るものがあります。
日本人として大きな危機感を抱いているのは私だけではないはず。
しかし、今後に向けて今の女性リーダーのファッション傾向を知ることで、何か我々に取り入れることができたら嬉しいと感じます。
女性リーダーに見るファッション傾向
大きく3つに分けられると考えます。
① 定番の装いを色とスタイル、トータルで決める。
フィンランドのマリン首相が好例です。黒のパンツスーツが彼女の定番スタイル。加えて、インナーに白いシャツ。
このトータルの定番スタイルは、男性リーダーではよく見るスタイルです。
スーツスタイルでは、オバマ氏やトランプ氏。いつも同じスーツでしたね。
ビジネスカジュアルでは、マークザッカーバーグやスティーブジョブズ氏が自身の制服を決めていました。
当然、シチュエーションにより、装いを変えますが、マリン首相は、この頻度と幅は大きく女性ならではの自由度を活かしています。
先日のNATO加盟の表明では、定番の黒を基本にレザージャケットを羽織っていました。
② 定番スタイルを決め、色で変化を楽しむ。
フォンデアライエン欧州委員長が好例です。ボトムは基本的に黒系のパンツ。ジャケットとシャツをシーンに合わせて様々な色に変えています。
シャツとジャケットの配色は、彼女のセンスの見せどころで、顔色が明るく映るようにいつも工夫されています。
ウクライナの悲劇が始まったころは、男性リーダー達の鎮魂のネクタイ(寒色系の地味なネクタイ)と連動するかのように、無彩色のジャケットが印象的でした。
思い出しませんか?これは、メルケル元首相が好んで使っていたスタイルです。パンツはいつも黒。彼女は概ねインナーを着ませんから、ジャケットのみを変化させていました。
③ シーンに合わせて全てを変える。
ほとんどの方は、こちらが多いでしょう。
ある程度のスタイルは決めているものの、基本的にはシチュエーションに合わせてトータルで全てを変えています。
男性が真似し難い装いなので、女性ならではの特権かもしれません。
変化の過程
政治の分野だけでなく、女性経営者、女性エグゼクティブ含めた女性リーダー達。
もともとは③「シーンに合わせて全てを変える」ことでスタートした方々がほとんどでしょう。
自分の職務を全うする中で、いかに快適に効率的に、かつ女性らしさを失わない装いを試行錯誤していく中で、①と②のように、トータルなスタイルを決めたり、多少の変化の猶予を楽しむスタイルが生まれてきたと考えられます。
全ては彼女達の価値観から導かれるもの。皆さんは、どのようなスタイルがしっくりいきますか?
今後の変化を楽しみたいと思います。
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エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター