『無難』という神話

無難という神話
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタントの吉村ひかるです。
「無難」は「難」が「無い」と書きます。
辞書を引くと「とりたてて非難すべき点もないが、さして優れてもいないこと」と記載がありますが、その基準の明確な記載はありません。
しかし、お客様と話をしていると頻繁に出てくるワードのひとつです。
「無難なので選びました」、
「いつも無難な格好をしでいます」等々。
気持ちはわかります。
が、「無難」の明確な基準がない中で、本人の勝手な思い込みにすぎません。
自分に「無難」と言い聞かせることで、
「なんにでも適度に通用し、失礼はないだろう」と、
それ以上の自己表現や相手への寄り添う気持ちを自動停止してしまっていると言っても過言ではありません。
人により物事の価値基準が違うように、ある人にとっては無難でも、ほかの人にとっては無難ではないことはよくあるケースです。
少し「忖度」のニュアンスも感じられます。
自分自身の本来の「こうしたい」という意思に多少の蓋をしている感じでしょうか。
自分らしさの解放
よく考えてみてください。
「あの人、無難だから素敵ね」という人はまずいませんね。
買い物の際に、「こちらのほうが無難だから」と選びそうになった時、そこに自分らしさは出ているのか、一瞬でも考えてみましょう。
無難かどうかは本人が勝手に線引きをしているだけです。
多様性がこれだけ浸透し理解が進んでいる中で、無難という考え方は今や時代遅れのようにも感じます。
自分らしさを開放していきましょう。
自分らしさが見えれば見えるほど、周囲はあなたに人としての魅力を感じます。
例えばクリエイターを見ていても、そつのない格好をしているクリエイターより、
自分の主張が感じられる格好のクリエイターのほうが、魅力を感じますし、こちらのほうに話を聞いてみようと思うでしょう。
装いに意思を入れる
ビジネスパーソンも一緒です。
今日、接する相手を考え、会う空間を考え、その中でマッチすると思われる自分らしさを開放して考えて選びましょう。
自分の魅力と相手に寄り添う気持ちを自ら蓋をしかねない「無難」の発想からセレクトするのをやめてみましょう。
365日限られた時間の中で、無難という価値基準を持ってやり過ごすのももったいない話です。
装いに意思を入れていきましょう。
それがあなたの個性になっていきます。
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Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター