ファンを作る視線のデリバリー
人気者の共通点
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタントの吉村ひかるです。
昨日、岐阜で開催された、キムタクが信長に扮した「ぎふ信長まつり」。
すべてのメディアが取り上げていたので、内容はご存知の通り。
私が気になったのが、見に来ていた方たちの熱い反応です。
「私と目が合いました!」とか「俺のこと見たよ!」という数々のコメント。
ほほ~~。
なぜでしょう?
62万人が見に来ている中で、しかも何メートルも離れて見ている方からのコメントなのです。
似たようなケースを思い出していました。
少し前になりますが、松平健さんがマツケンサンバでフィーバーしていた頃、同様の現象が起こっていたのです。
コンサート会場から出てくるおばさま方は、みな揃って「私を見てくれたの!」、「私と目が合ったの!」と興奮気味。
なぜでしょう?
視線のデリバリー
答えは「視線のデリバリー」なのです。
聞いたことがない方も多いかもしれません。
文字通り、ピザを届けるように、相手に自分の視線を届けるのです。
ざっと見渡すのは、視線のデリバリーではありません。
なぜなら視線が流れてしまって止まらないからです。
視線のデリバリーとは、相手を見てそこで視線を止めることをいいます。
キムタクもマツケンさんもあんな広い会場でいちいち視線を止められないでしょう、とお感じになるでしょう。
でも、よく見てください。
止めているのです。
1か所ずつ、ゆっくりと、右に左に、上方に下方に。時に斜め上を指し示したり、頷いたり・・・。
その近くにいる方々は、自分を見てくれた、自分と目が合ったと錯覚してしまうから不思議です。
マツケンさんの歌の最後は、その会場で一眼目立つ人に向かって5秒ポーズを取ったとか。
その周辺にいる方々は、当然自分を見て歌ってくれたと思うでしょう。
ビジネスでも大活躍
この手法は著名人だけに限ったことではありません。
我々ビジネスパーソンにも十分すぎるくらい恩恵をもたらしてくれます。
プレゼンテーションのとき、面接のとき、単なるオフ会でも通用します。
ざっと見渡して話をするより、その場にいる方々に向けて丁寧に視線を止めることで、お相手は自分に話しかけてくれていると感じるわけです。
しっかり見つめられて話をされたら、ちゃんと聞かないわけにはいきません。
そこには好感も生まれます。
ポイントは万遍なくです。
1か所に集中してしまうのは、デリバリーしてませんから違います。
あなたの理解者や応援団が知らない間にどんどん増えてきますよ。
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エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター