ダウンジャケットを買ったつもりが。。。

購入前に確認を
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタントの吉村ひかるです。
先日、お客様からこんな電話が。
「ちょっと、吉村さん!
この間、ダウンジャケットを買ったけど、帰宅してよく見たら羽毛じゃなくてポリエステル100%だったわ。
どういうこと?ダウンって羽毛のことよね?」
というもの。
おっしゃる通りです。
昔は、ポリエステルや綿の詰め物を「中綿」と言ってダウンとは区別していましたが、
なぜか今や厳しく問われることはなく、詰め物をした防寒着の総称くらいの認識しかないようです。
一方、カシミヤ100%を掲示するには、カシミヤが97%以上入っていないと景品表示法違反になるのですが、ダウンに関してはないのかもしれません。
相変わらずグレーな業界です。
ダウンと中綿の違い
両者の違いは、簡単に言うと動物繊維か化学繊維かの違い。
羽毛は水鳥の羽根なので抜群の保温性と軽さを誇っていますが、家庭で洗えないため、手入れや保存に多少の手間がかかります。
一方、ポリエステルや中綿は、そこまでの保温性と軽さはないものの、手入れや保存は大変に楽です。
着膨れ感は、ダウンよりは感じないかもしれません。
ゆえに、どちらにもメリット&デメリットがあるので、ご自身がどちらを優先させるかで選ぶものが変わってきます。
上記のように、ダウンが欲しくて購入した方にとっては、ショックは大きいかもしれませんね。
ぜひ、購入前に品質表示のご確認を!
ダウンコートをフォーマルに使用してよいのか
そして、「ダウンが好きですが、フォーマルシーンに使用しても良いのでしょうか」
というご質問も、よくいただきます。
今やなんでも自由に着られる時代なので、これはダメというものはありません。
しかしながら通常は、ダウンはカジュアルと捉えられる向きがあるので、あまりフォーマルや正装時にはお勧めしません。
ウールコートはコートアンサンブルもあるようにコーディネートの一つとして存在し、室内でも着られるのに比べて、
ダウンはスポーティな防寒着が発祥なので、TPOに応じて注意が必要です。
特に、仏事の時は光沢がないものが推奨されます。
光沢のないマットな黒い服地のスーツが正式なように、コートも黒とはいえ、あまりダウンはお勧めしませんが、
着用するのであれば、表面に光沢がないものを。
出番に合わせて自信をもって羽織れるものを用意しておくと、慌てることなく、所作に自信がにじみ出てきます。
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Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター