「らしさ」の印象管理

スポーツに見る表現力
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタントの吉村ひかるです。
連日のワールドカップサッカーで寝不足な日が続いています。
素晴らしいプレーに目を奪われるのは勿論なのですが、同じくらい目に留まるのが、プレー以外でも見せる圧倒的な表現力。
思い思いのヘアスタイルやヘアカラー、多様性や人権問題に抗議するポーズやユニフォーム。
あらゆる手段を駆使して、我ここにあり!俺たちの考えはこうだ!と主張しているようです。
いちサッカー選手である前に、人としての在り方、存在を伝えてきているようで嬉しくなります。
「話せばわかる」と言っていた一昔前、「中身が勝負」と言っていたふた昔前。
このような思考は化石となりつつあるのかもしれません。
陣屋から学ぶもの
ところで、創業100年老舗旅館の「陣屋」をご存知の方も多いでしょう。
10億の借金を抱え、廃業寸前まで行きましたが、今や完全に回復しています。
回復の理由は何だったのでしょうか。
それは、もともと持っていた資産を活かすことに気付いたからだそうです。
将棋のタイトルにも利用される「貴賓室」の存在。
そして、歴史ある旅館であることから、年間80件以上も行ってきた顔合わせや結納の実績。
それまでおこなってきた値引きを辞め、ブライダル事業を立ち上げて強みを生かすことにフォーカスしたという。
万人受けしようとトレンド的思考に走ったりしていると、自ら競合の池に入り、もともと持っていた資産を活かせず見失うことになる。。。
らしさを派生させる
これはもう、陣屋だけに限ったことではなく、あらゆる業界に当てはまりますねえ。
よ~~く考えてみましょう。
人間にも当てはまります。
自分らしいと思う装いに常に耳を傾けることが大事。
周囲が皆、こんな感じだから同じようにしたほうが良いのでは・・・という気持ちもわかりますが、
なんとなく落ち着かず、パフォーマンスが下がってしまうようであれば非常にもったいない話です。
流行りのスタイルをしてみたいけれど自分らしさが活かされるかな?
と思うなら、まず、自分が「心地よいと感じる素材や柄」で挑戦してみてください。
きっと、流行りのスタイルの中でも「らしさ」をしっかり見せられているはずです。
言葉に頼ることなく、自分らしさという軸を様々な場所で、様々な機会にどんどん広げていきましょう。
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エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター