活用していますか、魔法の1本
真面目にメンテナンスしているけど
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタントの吉村ひかるです。
先日、ビジネスパーソンからこんなご相談が来ました。
「毎日活躍している仕事服(主にジャケットまたはスーツ)を日々手入れしているのに、なぜか長持ちしません。
最近の服の作りがちゃっちくなったのかなあ。
せっかく良いものを買ったからには、何年もずっと着続けたいじゃないですか。」というもの。
気になって、どんな手入れをしているのか聞いてみると、
帰宅すると市販で売っている除菌・消臭スプレーを吹きかけているそうです。
特に、焼き肉屋に行った後には、いつもより入念に吹きかけているとのこと。
皆様にも思い当たる方が多いのでは。
残念ながら、これでは良い服も長持ちしません。
ウールの再生能力
スーツやジャケットの主力素材はウールが多いですね。
羊の毛からできている天然繊維です。
羊の毛は、根っからの天然パーマ。
くるくるした毛並みは、画像等でもよく目にされていることでしょう。
これが、天然ストレッチ機能を生み出しています。
腕や体を大きく動かしても負担なく伸びるのはそのせいです。
また、活動量で肘や膝あたりにできた多くのシワも、いつの間にかしっかり伸びていませんか。
そして、ご存知でしょうか。
細い繊維は人間の毛と同じようなキューティクルのようになっていて、弁が閉じたり開いたりしています。
この弁が、蒸気やにおいを取り込んだり排出したり調整してくれます。
つまり、ウールそのものに、生き物ですから再生能力が備わっているというもの。
除菌・消臭スプレーは化学的に作られている薬品。
一瞬でにおいは消えるかもしれませんが、ウール本来の再生能力を止めることになりかねず、ゆえに寿命が縮まりやすくなります。
洋服ブラシの効能
この天然再生能力を最大化させるのが、洋服用のブラシです。
持っているけど使っていないという方も多いのではないでしょうか。
ウール素材を着た日には、どうぞ毎回ブラシをかけて愛でてください。
特に、見落とされがちで一番汗がたまりやすい「首の後ろ」と「脇の下」はマストです。
襟がある場合は襟を立ててブラシをかけてください。
表面を丁寧にブラッシングすることで地の目がきれいに整い、艶感が出てきます。
当社の写真撮影のマストアイテムでもあります。
数着並んだ時には、ブラッシングをかけているものとかけていないものが
一目瞭然でわかるくらいの違いが出てきます。
気に入って購入したものは、ぜひともこんな作業を欠かさず長く愛でたいものです。
サスティナブルは身近なところから。
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エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター