写真撮影に避けたい素材
写真撮影に避けたほうがよい素材は
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタント・リーダー服飾研究家の吉村ひかるです。
先日はクライアント企業とお打ち合わせの際、広報担当者様からご質問を受けました。
「写真撮影の際に避けたほうがよい素材はありますか?」というもの。
良くも悪くも写真から沢山の情報が受け取れます。
写真の印象は0.5秒で伝わるのをご存知でしょうか。
となると、特に公式な写真では入念な準備が必要です。
撮影当日は、当方もカメラマンと一緒にファインダーを覗きながら、
気になる箇所はフィッティングの微調整の手直しに入ったり、表情がほぐれるよう声掛けをしたりしますが、その場で出来ることは限られています。
カメラマンは、「我々が準備してきたもの」を最大限魅力的になるよう鋭意撮影に臨んでくれます。
ゆえに、良い写真が撮れるかどうかは大方、事前準備にかかっています。
素材選びの注意点
クオリティーの良し悪しはもちろんのこと、しなやかな素材なのか張りのある素材なのかも、写真からは見て取れます。
そもそも、被写体の表現したい意図に合った、またはパーソナルティを活かした素材であり、色であり、柄であるのか…というのが、大前提。
そのうえで、注意したい点は以下の通りです。
1・季節感が出過ぎている素材
寒い日の撮影だからとモコモコ感を感じるものや、暑い日の撮影だからとペラペラで露出が多いものなどです。
年間、公式に使用する写真は特に注意が必要です。
2・ライトの加減でチラつく素材や柄
毛足の長い素材、細かな柄は、実際とは別物に見えがちなので注意が必要です。
3・ファインダー越しで微妙な違いに見えやすい色
メタリックカラーや玉虫色は向きやライト次第で変わります。
パウダーカラー(アイシーカラーとも言います)は、白に見えてしまう可能性大です。
仕立て上がりのように見せる秘策
ひとつ、普通の服地を仕立て上がりのように見せる方法をお伝えしましょう。
我々のような仕事は、撮影の際にはスチームアイロンが必須です。
撮影直前に全体にスチームアイロンをかけ、ノイズになると感じるシワは伸ばしますが、
特に襟がある服には、襟の裏側からしっかりスチームをかけることで、ふっくらとした襟が出来上がります。
さらに、ブラッシングを施すことでツヤも出てきます。
あら不思議、仕立て上がりのようなクオリティー。
出来上がった写真を見てください。
全然違いますよ!
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エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター