かマラ・ハリス氏の見せ方
米国の民主党大会
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタント・リーダー服飾研究家の吉村ひかるです。
先日アメリカ大統領選に向けた4日間の民主党大会が開催されましたね。
著名なミュージシャンのコンサート会場かと思うくらいの大盛況ぶり。
当方も面白くて目が離せませんでした。
そんな中、知人からこんなコメントが届きました。
「ハリス氏の服装に違和感を覚えるのはなぜなんでしょう?」とのこと。
私自身は違和感を覚えず、むしろ考えられた装いと感じていたので、何に違和感を覚えるのか聞いたところ、
大して身長も高くないのに、大きく見え、背幅肩幅も大きく見えるからだという。
なるほど。。
ハリス氏の身長は163cm。
ちなみに応援演説に駆け付けたミシェル・オバマ氏は180cm。
画面からは同じように見えるから不思議です。
身長を知っているからこそ、この辺りが違和感を覚えた原因なのかもしれません。
カマラ・ハリス氏の見せ方
身体の小ささを意識している者は皆、ボディランゲージを意識しています。
スッと伸びた姿勢、手足の動きを思い切り大きく取る。
ハリス氏も、歯をニッと見せたあの満面な笑顔でステージに登場し、挙手に近い真っ直ぐ伸びた手を大きく聴衆に向けて何度も振り、ステージ上を大股で歩く。
しかもピンヒールで。
これだけでも堂々と大きく見えますね。
通常はコンバースを履いていることが多い彼女ですが。
そして装いは、体型的にも似合うパンツスーツスタイル。
いつも上質な生地で丁寧に仕立ててあるのが見て取れます。
顔が細長く、いかり肩なので、肩の見せ方をもう少し工夫しても良いのではないかと個人的には気になりますが、同国ではそれでよいのかもしれません。
上重心のラインが縦長にすっきりと見せてくれています。
ポジションに合った装い
今回の民主党大会で、全体のバランスが取れていると感じたのは、応援演説に駆け付けた各登場人物がご自身のポジションに合った装いだったことも
影響しているからかもしれません。
ミシェル・オバマ氏は、髪を編み込み、戦闘服にも似た装いで「今回は激しい戦闘になる」ことを聴衆に喚起していました。
ファースト・レディ時代の古典的なストレートヘアのワンピース姿とは大違い。
ヒラリー・クリントン氏は、サポートの立場の時はベーシックカラーを纏うことを常としているので、この日もクリーム色のラウンドネックのスーツで登場し、
落ち着いた大御所ぶりを発揮。
バラク・オバマ氏は、ネイビーでも浅い色のネイビーで経験豊富な余裕を感じさせます。
各々の完璧な演説はもちろんですが、装いも計算しつくされていますね。
セミナー、講演のお問い合わせはこちらから:info@imageup.jp
エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE→BEST GRADEはこちら
エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター