マルチタスク理論の私
分析好きの日本人
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタント・リーダー服飾研究家の吉村ひかるです。
先日、こんなご質問を受けました。
「いろいろな診断を受けてきて、その通りに服を購入してきたのですが、なんだかしっくりいきません。
無難になってしまったり、かえって服選びが難しくなってしまった気がします」というもの。
このようなご質問は今日に始まったものではなく、ここ数年幾度となく届く問い合わせです。
日本人は本当に分析好きですね。
アジアでも若干そのような傾向がありますが、欧米に至っては、むしろ毛嫌いする方が多い傾向です。
パーソナルカラー分析のように、100年以上の歴史を持ち、名だたる研究者・専門家らが研究を繰り返し、圧倒的なエビデンスに基づく分析ならわかるのですが、
その他でこのようなしっかりしたエビデンスを持つ分析は本当に少ないです。
個性を活かした印象管理
たとえば、カラーやボディ、フェイスの分析が全く同じ方が100人いたら、その100人が同じ服が似合うかと言ったらそれはあり得ないわけです。
むしろ個性を大事にして欲しいと皆さんには伝えています。
100人の個性は全て違うはず。
これが、その人らしさに醸成され、魅力的な人に仕上がっていきます。
シーンに合わせて個性を七変化できたらしめたものですね。
昨日、ピアニストの方からこんなお話を伺いました。
今までは、ピアニストらしく上手に弾かなければという気持ちが優先していたが、病気を境に、ピアノに向き合う姿勢をもっと大きく捉えて、
モーツアルトの曲を弾くときはモーツァルトに、ショパンを弾くときにはショパンになりきるようにしたそうです。
彼女は、これをマルチタスク理論(多面体を演じる)と呼んでいました。
マルチタスクの印象管理
すると、不思議なことに力強くかつ軽やかに音を奏でられるようになり、もっと不思議なことに、自分の個性が活かされるようになったと言っていました。
「私自身の多面性を音で表現しています」と。
なるほど。
楽器を奏でる人や何か機材を使ってお仕事する方などは、それを通して個性を多面的に表現できそうですね。
そういうことのないビジネスパーソンは、まずは自分自身がマルチタスクに対応できる印象管理を身に着けていると、お仕事も非常にサクサク進められそうです。
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Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター