米大統領選候補者テレビ討論会の印象管理
大統領選候補者討論会の印象管理
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタント・リーダー服飾研究家の吉村ひかるです。
先日9月10日は、世界中が注目していたハリス氏とトランプ氏の大統領候補者討論会でしたね。
場所はペンシルベニア州フィラデルフィア。
私も楽しみに拝見しました。
大統領候補者同士のディベートがスタートしたのは、1960年のジョン・F・ケネディ氏とリチャード・ニクソン氏に遡ります。
ケネディ氏の圧倒的な印象管理が勝利を決定付けたとも言われています。
アメリカの友人によると、約4割の人が、この討論会でどちらに投票するかを決めるという。
先日の討論会終了後は、多くの専門家が分析を伝えています。
が、、、装いについては触れておらず、ここでは触れてみたいと思います。
大統領選候補者討論会の装い
トランプ氏は予想通りのトランプレッドのタイで登場。
スーツは、やや明るめのネイビーを選び、顔色の明るさ、元気さ、若々しさを意識したと思われます。
一方、ハリス氏はもっと濃いミッドナイトブルーのパンツスーツ。
これは、ディオールの「バージャケット」。
ウエストを程よく絞ったラインで、ディオールの創設以来、永遠に愛され続けているマスターピースのひとつです。
インナーは、純白のボータイブラウス。
本来なら、アイボリーのほうが似合う方ですが、真っ白にしてジャケットとのコントラストをはっきりさせることで、毅然とした姿勢が伝わってきます。
パールのイヤリングは、ティファニー。
表情がクリアに見えるよう、ヘアが前に落ちてこないように、しっかりセットしています。
当方が、さらに驚いたのが司会者の装い。
担当は、ABCニュースのデビッド・ミューアとリンジー・デイビス。
デビッド・ミューアはミッドナイトブルーのスーツに同色のタイを合わせ、いつもの中立で冷静さを表現。
リンジー・デイビスは、ストライプグレーのダブルジャケットにグレーのシャツブラウス。
抑え目でいながら知的さが溢れ出ていて、これぞアンカーという印象。
大統領選候補者討論会の振る舞い
ハリス氏は討論会前に5日間缶詰になり、ディベートの特訓を受けていたという。
「どちらが大統領らしいか」という視点で猛特訓を受けてきたことがわかります。
お客様にも伝えていますが、何事も先に空気を作り出したほうが勝ち。
この日も先手を打って、握手に歩み寄る姿が印象的でした。
表情、顔の向き、アイコンタクト、ボディランゲージ、この辺りは既に専門家が分析している通り。
私が、面白いなと思ったのは、トランプ氏の発言中、ハリス氏が顎に手を当てながら、トランプ氏のほうを向いて聞いているポーズ。
顎に手を当てる所作は、相手のことをどう評価するか考えている時に出やすいポーズで、おおむね批判的な心情があるときです。
これは自然に出ている所作だと思うので、面白いですね。
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Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター