大統領就任式は何色だった?
大統領就任式を彩った色たち
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタント・リーダー服飾研究家の吉村ひかるです。
先日の第47代アメリカ合衆国大統領就任式は、見事なまでに華やかでダイナミックな就任式でしたね。
すでに1週間経ちますが、米国内は興奮冷めやらぬといったところでしょうか。
大きな地殻変動が楽しみです。
さて、就任式前夜・当日と仕事柄注視していた私。
個人的なパーティとは違い、大国のモストフォーマルな式典なので装いの制約はかなりありますが、その中での各人の自己表現を感じ取らずにはいられません。
今回も各人が「色」を通してご自分のスタンスを表現していることを強く感じました。
色の視点から紐解いてみる
今回のトランプ大統領はいつもの真っ赤なタイとは打って変わり、落ち着いたダークレッド。
よく見ると紺の糸が織り交ぜられているので、見方によってはパープルにも見えます。
パープルは共和党のシンボルカラーの赤と、民主党の青を混ぜ合わせた色。
大国のトップであることと風格が伝わります。
バンス副大統領は真っ赤なタイ。
そして2度目のファーストレディとなるメラニア夫人は、今回はダークネイビー×白のダブルブレストのロングコートドレス。
1回目就任時のラルフローレンによる水色の優しい印象のワンピースとは打って変わり、凛とした印象から毅然とした意気込みすら感じられます。
帽子も服も、もちろん米国発ブランド。
閣僚たちより前列に位置したテック界の大物たちを見てみましょう。
イーロン・マスク氏のタイはネイビー。
アップルのティム・クックCEO、オープンAIのサム・アルトマンCEOもネイビー。
Amazonのジェフ・べゾスCEOとGoogleのサンダー・ピチャイCEO、Metaのマーク・ザッカーバーグCEOはダークレッド。
TickTokのシュウ・ジー・テューCEOはパープル。
彼らが何も考えずにタイをセレクトしているとは考えられません。
色による印象管理
女性陣を見てみましょうか。
ジル・バイデンは鮮やかなパープル。
米国のファーストレディとして4年間勤めあげたという自負が伝わってきます。
イタリアのメローニ首相は、紺のアルマーニのスーツで出席。
彼女は自分の立場を色で表現するのが上手な方です。
今回はあくまで参列者ですから。
前日の舞踏会を見てみると、メラニア夫人もイヴァンカ・トランプ氏も白地に黒のアクセントを入れたボール・ガウン(イブニングドレス)。
白はスタートを意味する色でもあり、控えめでありながら祝福が感じられます。
上記の皆様、それぞれの意志が感じられて面白いですね。
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Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター