オンラインでプレゼンスを伝えるとは?

背中を見せていればよい時代は終わりました
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタントの吉村ひかるです。
本日から3回に分けてオンラインでの印象管理について書きたいと思います。
COVID19の影響で、仕事の仕方として、すっかりリモートワークのスタイルが広がりました。皆様の会社でも少なからず取り入れるようになったのではないでしょうか。大変便利で移動時間もなく、働き方が効率的になったという意見がある一方で、画面を通してコミュニケーションを取るので微妙なニュアンスが掴み切れないとか、相手の反応が分かり難い、といった声も聞かれます。
さて、経営者の皆様は、クライアントや従業員、取引先の方々とオンラインでコミュニケーションを図る中で、経営者としてのプレゼンスをしっかりと伝えられているでしょうか。
これまでの背中を見せていればよい時代は終わりました。リモートでは残念ながら、その背中を見せることはできません。
いかに信頼を伝えられるか
画面の向こうにいるお相手が、眠そうだったり、他のことをやり出していたら、あなたのプレゼンスは全くと言っていいほど伝わっていないことになります。オンライン運営会社にこんな相談が後を絶たないそうです。
・フェイス画面を役職の高い順にならべられないか?
・社長だけフェイス画面を大きくできないか?
嘘のような本当の話です。なぜこのような相談がくるのか。そう、マネージメント職の皆様がスクリーンに入ってしまうと、いつもの存在感が消えてしまうからなのでしょう。「探さないと社長が見つからない」とか、「なんかいつもより社長の存在が小さく見える」といった印象になっているのかもしれません。周囲のほうが、どうにかしたいと思っている姿が滑稽に映ります。
従来と異なるスタイルでコミュニケーションをとったとしても、いつものように価値を生み出さなければなりません。そのカギとなるのが「いかに信頼を伝えれれるか」だと思っています。
オンラインでは視覚と聴覚の2感のみ
2014年に総務省が取った統計によると、当時の日本のテレワーク導入率は11.5%でした。ちなみに、アメリカは85%、イギリスは38.2%です。いかに低かったかがお判りでしょう。そして2020年6月の日経新聞の調査によると今後の企業のテレワーク継続率は9割まで伸びているそうです。こうなるとオンライン上でも「いかに自己表現を最大化」し、説得力やインパクトある方法で相手を動かすスキルを実践できるかが、ビジネス発展のカギを握ることになりそうです。Face-to-faceのオフラインの時の情報量と伝達フィールドは五感(視覚、聴覚、触覚、嗅覚、触覚)を使ってきましたが、オンラインでは視覚と聴覚の2感のみになります。さあ、大変です。
お伝えしたい事は沢山あるのですが、次回からビジュアル編とパフォーマンス編の2回にコンパクトにまとめてポイントをお伝えしたいと思います。少しでも皆様のお役に立てましたら幸いです。
エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター