オンラインでプレゼンスを伝えるとは?~ビジュアル編~

外見からいかにして信頼感を伝えるか
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタントの吉村ひかるです。
前回は、なぜオンラインでの印象管理が必要なのかについて書かせていただきました。今回は、その中でもビジュアル編と題して、「外見からいかにして信頼感を伝えるか」を考えたいと思います。限られた小さな画面の中で、どのような外見が信頼感につながるのでしょうか。
先日、こんなことがありました。オンラインで、あるセミナーに参加した時のこと、講師は対面の時と変わらず白いジャケットをビシッと羽織っており、いつものように信頼感を醸し出していました。一方、私のほうは自宅からの参加で、しかも参加者は顔見知りの方々が多いときています。少し気を許してカジュアルな格好で参加しました。自己紹介の順番が回ってきた時に、講師の方が私をフォローして下さるのです。「吉村さんは、今日はカジュアルですけど、いつもはもっとちゃんとしているのよ」と。初めてお目にかかる方がいることに配慮しての一言でした。反省!カジュアルといってもそれなりの服装でしたが、相手の期待値に応えられていなかったのでしょう。ここから私の意識が変わったのは言うまでもありません。
参加する場面を考えた背景に
特に、経営者の皆様には、どのようなシーンであれ、大きく3つのポイントを意識していて下さると嬉しいですが、いかがでしょうか。
まず1つ目は、参加する場面に相応しい背景になっていますか。
決してノイズを感じる背景にはしないでください。たとえば経営者の方ですとオフィスや書斎から参加される方も多いと思いますが、スタッフが後ろで動いているとか、聞き手の意識が話を聞くことよりもそちらに気を取られてしまいます。先日お打ち合わせさせていただいた経営者の方は、オフィスの窓を開けているのでしょう。部屋の奥のカーテンが常にはためいていて時折強い風が吹くと、髪の毛までがはためいてしまいます。話している間、「ああ、窓を閉めてあげたい」と気になっていました。今やバーチャル背景を使用されている方が多く見受けられますが、自己満足と感じてしまう背景の方もいらっしゃいますので気を付けたいものです。
顔映りと気遣いは信頼のバロメーター
2つ目は、明るく健康的な顔映りになっていますか。
たまに逆光で参加される方がいますが、これは絶対にやめたほうが良いです。表情がよく見えないので相手にストレスを与え、かつ、顔に影ができるので疲れた顔に映ってしまいデメリットしかありません。できれば明るめのカラーの服装をお勧めします。パーソナルカラーでしたら申し分ないです。その時に気を付けたいのが、小さな柄のものや、シャイニーな素材の服装は避けたほうがよいでしょう。相手のほうは、きっと目がチカチカしてしまい、ノイズになってしまっているに違いありません。
3つ目は、ヘアスタイルから服装まで気遣いが行き届いていますか。
オンラインだからそこまではいいんじゃないの?という声が聞こえてきそうですが、オンラインだからこそ、気を使っていただきたいのです。対面でしたら、話しながら他に目を移すことが自然にできますが、オンラインではあなたを見続けるしかないのです。特に女性はメイクも大切です。若い方でしたら、若さがカバーしてくれますが、私を含め、そうでないと感じる方は、画面にアップになりますので普段より気配りされたほうがよいと感じます。
対面でないからと気が緩みがちなオンラインですが、会議が始まってしまったら修正できないので、準備に注力を。
エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター