経営者のコミュニケーション

コミュニケーションの範囲はどこまで
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタントの吉村ひかるです。
昨今、コミュニケーション手段といったら溢れるほどの手段があります。face to faceやメールは勿論のこと、Facebook、Twitter、LINE、zoom、Teamsなど数え上げたらきりがありません。しかし、信頼できるコミュニケーションが取れているのか、と聞かれたらYesと答える方は少ないかもしれません。案の定、企業幹部から聞こえてくる声は「伝わっているかわからない」です。
最近、トヨタの例を聞いて深く感銘を受けました。部下やお客様とばかりコミュニケーションを取ることに躍起になっていないか、ということを改めて気づかせてくれました。
従業員の家族とのコミュニケーション
世界中に拠点を張り巡らすトヨタです。コロナ禍でも従業員の赴任はあります。通常でしたら、赴任する本人に状況を説明しながら手続きを進めると思いますが、トヨタは、ご家族に対しても丁寧な説明を行っているそうです。赴任する現地が今どのような状況であるか、懸念されることは何か、それに対して会社としてどのような対策を取っているのか、など見送る家族が懸念するであろう項目を事細かにシェアし不安を払拭しているという。
コミュニケーションというと、冒頭のような、利用する手段は何が便利なのかとか、言葉選びや話すタイミング、対面スペースといったスキルの意識に走りがちですが、まずはもっと大きな視点で、企業としてどこまでが責任を果たすべきコミュニケーション範囲なのかを理解しておくことが大切だと気づかされます。目に見えている足元だけに気を取られていると、会社として大事なものを見落とすことになりかねないことになります。
企業姿勢が伝わる
トヨタに限らず、このような姿勢を持つ中小企業は他にも沢山あります。インタビューから発せられる言葉の端々から垣間見えてくるから不思議です。平時のときには当たり前にできても、今回のような緊急時にはなかなかできるものではありません。
普段から、企業のミッション、ビジョンを従業員と共有し、根底に流れるマインドを一つに保つ大切さを改めて感じます。
毎朝、自社の目標を従業員全員で唱和している企業を見かけますが、本当に腑に落ちているだろうか。行動として実践できているだろうか。
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Written by 吉村ひかる → 詳しいプロフィールはこちら
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定されるイメージブランディングの専門家
・株式会社BEST GRADE 代表取締役
・BEST GRADE アカデミー主宰
・AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
・一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター
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Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
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- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
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