リーダーの話す言葉

国民を映し出す鏡
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタントの吉村ひかるです。
政財界では、昔からこんなに失言が多かっただろうか。マスコミを喜ばせてしまっているようで、様々な失言が連日取り上げられていて頭が痛い。「他山の石」にも驚きましたが「女性というにはあまりにお年」にも驚きました。
英国の作家、サミュエル・スマイルズ氏の言葉、「一国の政治は、国民を映し出す鏡にすぎない」という。やはり私達のせいなのでしょうか。
笑えない実例
某新聞が掲載していたのを借用させていただきますが、落語家立川談四楼氏の著書「もっと声に出して笑える日本語」に出てくる実例が、これまた笑えない。
・ある営業本部長「みんな、一糸まとわぬ団結心で頑張ろう」
・そこの社長が「諸君、もう後戻りはできないぞ。すでに匙(さじ)は投げられたのだ」
という。何が変なのか気づくのに時間がかかった自分も悲しい。
ああ、国語力の低下か。。。
正しくは「一糸乱れぬ団結心」そして「賽(さい)は投げられた」なのです。
モラルに反する失言もあるが、国語力低下の失言もあります。
一目置く好例もある
その一方で、一目置く好例もあります。ここ1年、各社の決算説明会や株主総会などがオンライン開催になり、いくつかの事例を拝聴させていただいています。豊田昭男氏などは、拝見する度に勉強になりますし、最近では楽天の三木谷氏の発表なども楽しく拝見させていただいています。
そして、海外に目を移し、歴史を紐解いてみると、2009年に英国オックスフォードで開催されたTEDのグローバル会議の記事(Forbes、田坂氏より)が目に留まりました。
この時、ロンドンから駆け付けたブラウン首相は、一切原稿を見ず、胸に響くスピーチだったという。ルワンダでの大量虐殺において殺された10歳の少年のことを語ったメッセージ。
「この少年が、一緒にいた母親に語った最後の言葉、『母さん、心配しないで、国連がもうすぐ来るよ!』しかし、我々は助けなかった!その少年は、我々の約束を信じていた。ルワンダの人々を助けるという約束を。しかし、我々は助けなかった!」
失言とは無縁の、この感動的なスピーチの世界に心を映すことで、私の心も穏やかに浄化されていくのを感じました。
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Written by 吉村ひかる → 詳しいプロフィールはこちら
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定されるイメージブランディングの専門家
・株式会社BEST GRADE 代表取締役
・BEST GRADE アカデミー主宰
・AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
・一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター
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