トップのキャラが決算説明会の在り方を変えるpart2

決算説明会シーズン
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタントの吉村ひかるです。
以前、同テーマで書かせていただきましたが、どうしてもpart2が書きたく、続編を書かせていただきます。
現在は、各企業が決算を終え、説明会や株主総会を続々と開催しています。気になる企業だけ拝見していますが、またもや、ゴールデンウィーク明けに決算説明会をおこなったソフトバンクグループの孫さんから目が離せませんでした。
エモーションに訴えかける導入
冒頭、いきなりスクリーンいっぱいに写された1枚の写真。どう見ても古めかしい踏切りがある街の景色です。
孫さん、スクリーンの前に立つなり、「この写真がなんだかお分かりですか?」と問いかけます。「これを見ている誰も知らないと思います」と嬉しそう。
聞けば、孫さんが創業した時に、オフィスがあった場所とのこと。ひとつの机を3人で使っていたという。その頃の苦労とビジネスに向けた大きな野望、情熱をしばし語ってくれました。導入がセンセーショナル過ぎて、私のエモーショナルに触れっぱなしです。
その後、いつものように業績や取り組みをグラフや表を使用して非常に分かりやすく語ってくれましたが、これ以上のインパクトあるスライドはありませんでした。
明言を生む
今回も、孫さんはノータイで、インナーは黒のハイネック。そして黒と思われるシャドーストライプのスーツです。黒は、どんな有彩色を混ぜても染まらないという強靭をメッセージする色です。孫さんの今の強い意志と想いを物語っているようです。
「4兆、5兆で満足する男ではありません。」、「1丁、2丁と豆腐を数えるように業績を語れるようになりました」と。
うーむ、凄すぎる。
今回は、質疑応答にノーコメントはありませんでしたが、「いまだにPCR検査をFAXで送っている国がどこにありますか?恥ずかしすぎる」というデジタルの遅れを痛烈に懸念し、また、天下り天国の日本を憂いるという、聞き手の私は「そうだ、そうだ」と手を叩いていました。終わった後、今日は決算報告会じゃなかったっけ?と思いましたが。
印象管理の立場から、実にシビアで大事な会を、このような見せ方、伝え方で全てを包括していく孫さんのキャラに、今回も脱帽でした。
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Written by 吉村ひかる → 詳しいプロフィールはこちら
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定されるイメージブランディングの専門家
・株式会社BEST GRADE 代表取締役
・BEST GRADE アカデミー主宰
・AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
・一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター
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