AIで言行一致を分析できる?
発言一貫度ランキング
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタントの吉村ひかるです。
いやあ、驚きました。
Forbes誌によると過去5年間に発せられたCEOのメッセージをAIで解析し、経営理念から実行度までポジティブでブレがないかをスコア化し「発言一貫度ランキング」として示せる時代になったそうです。
ちなみに、国内の上位3社を見ると、
1位 ユニ・チャーム
2位 セコム
3位 凸版印刷
です。いずれも安定した好業績。
5年間ということは、当然、CEOの交代や社会情勢の変化も織り込み済み。
トレンドのキーワード(今でいえば、パーパス、サスティナビリティ、インクルージョンなどでしょうか)を綺麗に並べていただけでは、AIに見透かされてしまうというもの。
その場の雰囲気や感情や勢いで惑わされがちな我々人間ですが、このようにAIを使えたら面白いです。
世のCEOの中には、戦々恐々としている方もいるかもしれません。
なぜなら、このランキングは業績と組織力の高さを表していることになりますから。
上記3社はその好例。
伝わる方法で言い続ける
一番もったいないのは、言ったつもりになっていて、社員に伝わっていないケース。
きっと、このケースはとても多いでしょう。
伝わる声、
伝わる話の組み立て、
伝わる身振り手振り、
伝わる装い、
伝わる距離、
そして伝える回数、、、
全てが揃って、やっと相手に伝わり始めます。
よく言われる「伝えた」と「伝わった」の違いです。
家庭内や友人関係でもよくあるケースなので、訓練のし甲斐があるところです。
ジェフ・ベゾス氏の手紙
思い出すのがアマゾンのジェフ・ベゾス氏が毎年株主に宛てている2通の手紙。
一通は、その年の手紙、
もう一通は創業間もない1997年に株主に宛てた手紙。
創業当初の彼の経営理念とも言うべきものがしたためられている手紙です。
「我々が目指している、考えている、話している、行っていることは、1997年も今も全く変わらないのです」ということを株主に伝えるためです。
これはもう、AI分析など必要なく一目瞭然の言行一致と言えますね。
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Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター