2021年、2022年は何色?
心理的効果を左右する色
色はただそこにあるだけなのに、実は我々に2つの効果を及ぼします。
ひとつは「視覚的効果」といって、
大きさや対比などにより実際より鮮やかに見えたり地味に見えたりするような視覚的に影響を受ける現象と、
もう一つは「心理的効果」といって、
硬く見えたり柔らかく見えたりというような感情に与える現象もあります。
無言なのに不思議ですね。
2021年のMICは?
当方は日本色彩学会の正会員なので、先日オンラインでの総会に参加しました。
その際に、MIC(Most Impressive Color)といって、2021年に最も印象に残った色という投票で決まる発表がありました。
皆さんは何色だと思いますか?
実は「赤」でした。
理由は「赤」から感動と勇気を与えられたというものでした。
では、投票した皆さんはどこからこの心理的効果を感じとったのでしょうか。
聞けば、東京オリンピックのユニフォーム(日本代表選手団)や聖火、日の丸から、大谷翔平選手のロサンゼルス・エンゼルスのチームカラーからなど様々です。
モニター越しに無意識に目に飛び込んできた色ですね。
2022年の秋冬ファッショントレンドカラーは?
では、今年のファションでは何色が流行るのでしょう。
春夏は、既に店頭に様々な色が出ており、グリーンやブルーが目立ちます。
SDGsの影響も大きいとみています。
秋冬では、ファッションジャーナリストの藤岡篤子氏の分析によると、「黒」「紫」「青」だそうです。
その時々のトレンドカラーは、時代背景、サブカルチャー、メインカルチャーから生まれ出てきます。
「黒」や「紫」は、不安や緊張の時代には必ず出てくる色。
今の世情は言わずもがなですが、今シーズンの特徴はこれらの色を光沢のある素材で表現すると今っぽさが出ます。
例えば、サテンの生地だったり、どこかにメタリックが入っていたりという風に。
男性の場合は難しいと思うので、滑らかな織りでも十分に表現できます。
「青」はサスティナブルの代表カラ―。
パーソナルカラー診断を受けている方ならご存知ですが、青といっても様々な青があります。
ご自身の肌色を引き立ててくれる青をどこかに身に着けていただければベストですね。
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エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター