選挙ポスターから見えるものPart1
選挙ポスターはファーストインプレッション
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタントの吉村ひかるです。
7月10日に第26回参議院議員選挙が行われます。
すでに、各選挙区では掲示板にポスターが貼られています。
しかし、じっくり端から端までご覧になる方はほとんどいないのではないでしょうか。
多くの方は「ざっと見る」という感じでしょう。
一般の方にとっては、ファーストインプレッションになる選挙ポスター。
場合によっては一期一会で終わってしまうゆえ、印象を残す大事なもの。
弊社も何人もの候補者をサポートしてきましたので、経験をもとに今回は2回に分けて考えてみたいと思います。
1回目は、決まり事とポスターに使用するカラーについて、
2回目は文字や被写体の撮られ方についてです。
選挙ポスターでの決まりごと
掲示板にポスターを貼る順番ですが、「先着順」ではありません。
ここは皆さん誤解の多いところ。
「届出順」といって、候補者が抽選をして届出の順番を決めるのです。
そして、サイズの規格制限があることと、掲示責任者と印刷責任者(住所、氏名または会社名)を記載する決まりがあります。
しかし、それ以外に制限はなく、載せる内容や表現は自由です。
ですので、ポスターに狙いを込めることは十分に可能です。
伝えたいことを明確にすること、そしてそれをわかりやすくすることに尽きます。
選挙ポスターで使用する色
選挙ポスターから伝えたいのは、「顔と名前」、以上です。
それゆえ、背景に使用する色、候補者が着用する服の色は印象を大きく左右します。
所属政党のシンボルカラーを使用する傾向が年々強まっています。
ひな形が出来上がっている政党も多いです。
このシンボルカラーが候補者の魅力を引き上げてくれる色でしたら大いに使用したほうが良いですが、そうではない場合どうするか。
候補者の皆様は、パ-ソナルカラー分析をされている方が多いので、ご自身の魅力の見せどころはご存じのはず。
例えば日本維新の会であればグリーンが政党のシンボルカラーです。
ネクタイやポケットチーフ、女性の場合はジャケットにグリーンを身に着ける際は、グリーンの中でもご自身に似合うグリーンがおすすめなのです。
新緑のグリーンのほうが似合う方もいれば、抹茶のようなくすんだグリーンが似合う方もいます。
これだけでも、だいぶ印象が変わります。
背景を白くした印象は、シンプル、知的、ベーシック。
原色を背景にした印象は、決断力、やる気、元気。
柔らかい色を背景にした印象は、クリーン、やさしさ、人柄が出ます。
さて、皆さん、何を狙っているのでしょうか。
エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE→BEST GRADEはこちら
エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター