選挙ポスターから見えるものPart2
字体から伝わる印象
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタントの吉村ひかるです。
前回は、ポスター掲示の決まり事と、使用するカラーについてお話ししました。
今回は、使用する文字やご本人の写真についてお話ししたいと思います。
ポスターから発せられる印象は、様々な要素が重なって出来上がりることを実感します。
今、皆様の地域で掲示されている候補者が並んだポスターを見てみてください。
名前やスローガンの字体が各候補者とも一様ではありません。
多く使用されるのはゴシック体。
文字の太さが一定していて、安定感や力強い印象を与えます。
書体も角張っているので、はきはきしたイメージが伝わります。
一方、明朝体の方もいます。
文字の太さに変化があり、ゴシック体に比べて丸みが多い文字になるので、情緒的で優しい雰囲気を与えます。
当方の地元、神奈川の候補者の中には毛筆体の方もいます。
太く不揃いな筆先の感じが出ていて、力強さを感じます。字体だけでもこれだけ印象が変わります。
表情から伝えたいこと
そして候補者の表情。
表情から伝えたいのは、「信頼感」と「親しみやすさ」。
有言実行で成し遂げてくれるという「信頼感」、そして我々庶民の話に耳を傾けてくれる「親しみやすさ」です。
白い歯を見せて笑顔で写っている方が多い一方、口を一文字に閉じている方もいらっしゃいます。
もともとの顔つきにも影響されるので、どちらが良いというものはありません。
ただ、気を付けていただきたいのは、単なるプロフィール写真のように撮らないことです。
特に女性はビューティーを意識した写真からは上記は伝わってきません。
カメラの前に立つときの意識がそのまま写真に写ります。
なんとなくカメラに向かえば、訴える力の弱い表情に、日本を変えるぞ!と思いながらカメラの前に立てば、エネルギーが伝わる表情になります。
中には、黒目に小さな白い点を入れる方法もあります。
これは、眼光が鋭くなり、シャープな印象になります。
政見放送も気を付けて
そしてポスターと政見放送にギャップがないようにしてほしいと感じます。
政見放送は、話し方やボディランゲージが手に取るようにわかるので、人と成りが総合的に伝わる瞬間です。
今回、書面を見ながら語る候補者が多いことに私としては残念な気持ちを隠せません。
どんなに素晴らしい政策、ポスターでも、節目がちで語る姿からは何の説得力も感じられないからです。
少しくらい噛んでもいいじゃないですか。
日本を変える!というエネルギーを我々は見たいのです。
エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE→BEST GRADEはこちら
エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター