あなたの話は伝わっていない?「間」と「抑揚」
周辺言語
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタントの吉村ひかるです。
相手に自分をきちんと伝えるために大事な言語と非言語。
このコラムでも時々書かせていただいている「周辺言語」ですが、最近かなり気になっています。
「周辺言語」とは、言葉の印象のことをいいます。
間、抑揚、強弱、張り、速度、など合わせて8個の要素を持っていて、この使い方次第で言葉が生きたり死んだりします。
今回の参院選で候補者の演説を拝聴し続け、つくづく大事さを感じた次第です。
「間」と「抑揚」
話の最中の息継ぎや、大事な言葉の前で少し息をためる「間」。
そして、キーワードは少し高めのキーで話したりゆっくり話したりと、調子を上げ下げしてそれまでの言葉との違いを際立たせる「抑揚」。
これらを入れることで実に聞きやすくなります。
書面やプロンプターを読み上げていると、これらが抜けやすいので聞きにくく、どこが大事だったかわからないまま進んでしまうのです。
昨日、オンライン会議に出ていた際、スピーカーが英語の時には通訳が入るのですが、これがまた、間と抑揚が全くないので、聞きにくい。
追いかけながら話す同時通訳なのでわかっているものの、大切なことは聞き逃すまいと耳をダンボにしていましたが、悲しいかなポイントがつかめない。
今回の参院選では、立憲民主党の泉代表の話し方が際立っていたように感じます。
わかりやすい言葉の選び方はもちろんですが、この「間と抑揚」を自由自在に駆使しており、話の内容の明快さを伝えてくれていました。
「間」と「抑揚」は共感を呼びやすい
そして、この「間と抑揚」は相手を話に引きずり込む魔法の方法です。
ゆえに相手の「共感」も得やすくなります。
共感を得てしまったらしめたものでしょう。
相手が目を見て、うんうんと頷いてくれたらそれは伝わっている証拠です。
賛否両論あるかもしれませんが、我が地元の三原じゅん子さんの演説を何度も聞く機会がありました。
たくさんの共感を得ての今回の結果だったと思います。
知名度や話の内容はもちろんですが、「間と抑揚」の使い方は際立っていました。
「間と抑揚」を自由自在に使えるようになるには、場数が必要です。
1分でよいので自分の話し方を録音してレビューしてみてください。
間違いなく見違えるように聞きやすくなります。
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Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター