生前遺影のススメ

心に残る遺影写真
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタントの吉村ひかるです。
過日の安倍元総理の遺影写真をご覧になりましたか?
特に、白シャツを着て腰に手を当ててにこやかに笑う遺影写真を拝見し、圧倒的に素敵だと感じた方は多かったのではないでしょうか。
なぜ素敵に感じたのでしょうか。
主に2点あります。
① 政治家というよりは安倍元総理の人柄を映し出す写真であったこと。
② バストアップの写真が主流の中で、腰から上の写真で常識の感覚を覆していること。
ゆえに、多くの方の目が釘付けになり、生前の活躍された良き姿がフラシュバックされたことでしょう。
遺影写真の存在感、影響力を感じた1枚です。
遺影写真も個性の時代へ
そもそも遺影写真は、故人を偲び、お通夜や葬儀の際に祭壇などに飾る写真であり、法要まで長く大切に使うものです。
ありがたいことに、遺影写真のサイズには決まりがないため遺族が自由に決められます。
近年、終活に取り組む人が増え、遺言や相続整理など、一環としてエンディングノートの作成とともに遺影写真を「生前遺影」として準備しておく方が増えています。
最近では、お別れの会や偲ぶ会など、
個人が好きだった音楽をかけ、
好きだった花を飾り、
好きだった香りを焚きながら
暖かな会が企画されることが多くなり、最後のお別れの形も故人のスタイルに合わせて個性の時代になりました。
いつ人生のエンディングが来るかわからない昨今、あわせて、生前遺影で最高の自分の写真をいつも用意しておくことをお勧めします。
わざわざ撮るというよりは、通常のプロフィール写真を撮るついでに遺影にもなり得る写真を撮っておくというわけです。
この1週間でプロフィール写真を撮られたお客様は、私より若いにも関わらず、ついでに遺影になり得る写真も撮られていました。
死後あなたのイメージを確定し続けるもの
あなたがいなくなっても、あなたのイメージを確定し続ける代表的な写真。
「〇○さんはこういう人だったよねー」
と言ってもらいたい言葉は何でしょうか。
そんなことを想像しながら、準備されるとよいでしょう。
個人的には、人柄があふれ出る写真をアドバイスしアテンドしていますが、お立場により威厳を感じる写真を求められる方もいらっしゃいます。
遺影写真こそ、非言語表現の最たるもの。
ご本人の声や振る舞いはもうありません。
あなたらしさが全開している写真を常に準備しておきましょう。
エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE→BEST GRADEはこちら
エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター