もう一人の自分と対話する
もう一人の自分を置く
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタントの吉村ひかるです。
先日、取材を受けた際にこんなご質問がありました。
「人はときどき迷ったり混乱したりするときがありますよね?
例えば、『この場合どっちを着たらよいのか』とか、『ここは怒るべきか怒らないべきか』なんて。
このような時、印象管理的にはどう考えて行動するとよいのでしょうか」というもの。
私たちは毎日が決断の連続と言われていますが、相手に伝わる印象が大きく変わりそうなときはやはり悩みますね。
こんな時は、自分を外から見ているもう一人の自分を想像し、対話してみてはどうでしょうか、と提案したりしています。
理想の自分に聞いてみる
例えば、矢沢永吉さんが分かり易い例で「俺はいいけど、YAZAWAがなんと言うかな?」と、
常にブランディングされたもう一人の自分を想像の中に置いていて、
いつもYAZAWAと対話しながら自分の状況を客観視されていますよね。
また、郷ひろみさんの例も分かり易く、いつも「アイドルの郷ひろみ」と対話しているという。
末永く支持され愛され続けてきた方々の共通点なのかもしれません。
一方、もう一人の自分でなくとも、ああなりたいと尊敬する人の立場になって考えてみるという方法もあります。
例えば、経営が窮地に陥った際に、
自分の判断が適切なのかどうかもわからないくらいの時に「稲盛さんだったらどう乗り切るだろう?」と思いを馳せてみたり、
男性の中に紅一点で参加した会議にどう振舞ったらよいか迷った際に、
「小池百合子さんだったらどう振舞うだろう?」と思いを馳せてみるというふうに。
こちらは、尊敬する上司や先輩などでもいいですね。
時折耳にする話なので、やってみている方は少なくないかもしれません。
ブレずに安心して進むことができる
友人など第三者に相談するのとはまた違った視点です。
第三者への相談は、あくまでも第三者視点の返答が返ってきて、
価値観が合う方ならよいですが、違う価値観の方でしたらブレる原因のひとつにもなりそうです。
しかし、理想とするもう一人の自分に心の中で問いかけてみる、という行動。
おそらく、在りたい姿の自分はきっとブレない判断をしてくれることでしょう。
対話の末、「そうだよな」と納得して進む姿は確信と安心感に包まれるに違いありません。
もう一人の自分との対話、結構楽しいものです。
エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE→BEST GRADEはこちら
エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター