だからビジネスファッションは難しい・・・
ビジネスファッションは難しい
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタント・リーダー服飾研究家の吉村ひかるです。
先日は、日本フォーマル協会主催のフォーマルスペシャリスト検定、「シルバーライセンス」の講義でした。
「ゴールドライセンス」は国際プロトコールで、今回のシルバーライセンスは日本のプロトコールのお話。
受講者はいつものように、フォーマルウェアに関わるプロフェッショナルな方々で、
ファッション専門学校の先生、オーダーサロン、販売員、マーチャンダイザーと幅広く、明治記念館の会場は満席でした。
講義が終わり一息ついていると、受講して下さった方が近づいてきて「ビジネスファッションが難しい意味がわかりました!」と言うではないですか。
いやいや、私が話したのはフォーマルだけど・・・と心の中で呟く私。
フォーマルは明確なドレスコードがあるけれど
つまり、こういうことなのです。
「フォーマル」の語源はラテン語で、「フォーム」から派生しています。
言い換えれば、フォーマル・ファッションにはフォーム(形または型)があるということなのです。
例えば、タキシードは、着て行くTPOも決まっていれば、装い方も決まっていて、応用して良い箇所とNGな個所が明確に決まっています。
同様に、喪服も、喪主または主催者しか着られない装いがあったり、帽子と靴と手袋がセットという決まり事もあったりします。
決まりがあるから、型があるから、崩し方がわかり、型なしにならなくて済む、というもの。
それに比べて、ビジネスファッションにはそういうフォームみたいなものは確かにありません。
企業に制服があったり、ドレスコードが決まっていれば、それがフォームにあたります。
が、今やドレスコードを無くすことが風潮となっているご時世なので、装いの企業風土もなくなりつつあり、迷うところでしょう。
リーダーはドレスコードの見本となる
あえて基準を探すとしたら、企業の先輩、リーダー、経営層の方々の装いになりますでしょうか。
先輩たちのファションを見て、この範囲だったらOKかな、あれは絶対やめておこう、などと後人たちは無意識に判断しています。
先日は、ドレスコードを廃止にする通達を社内に出した人事部の方のパーソナルショッピングでした。
やっぱり皆さん、迷っています。
リーダーの方々、ぜひとも新たな装いの企業風土を作るつもりで、ビジネスファッションをセレクトしていただけたら嬉しいです。
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Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター