訪問国へ敬意の白
白いドレスの意味
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタント・リーダー服飾研究家の吉村ひかるです。
先日は天皇、皇后両陛下が英国を国賓として公式訪問されました。
連日のニュースは皆さんもご覧になっていたことでしょう。
カミラ王妃も雅子皇后も白がとてもお似合いだったけれど、そもそもなぜお二人とも白なのか…という疑問をお持ちの方も多かったようです。
弊社にも何件かご質問をいただきました。
パレードや昼食会では、チャールズ国王や天皇のモーニングコートに合わせて、アフタヌーンドレス。
晩餐会はホワイトタイに合わせて、イブニングドレス。
いずれも白のドレスです。
英国王室では、大事な行事では、女性は白を着用することが通例のようなので、カミラ王妃も従ったものと思われます。
雅子様の白については、沢山の見識者が様々なコメントを残しており、想像の域を出ませんが、
おそらく当方としては、英国では白はお祝いの色であること、イングランド、スコットランド等、英国を構成する国の国旗の共通カラーだという意見に同感しています。
国旗カラーで印象管理
歴史を振り返れば、英国王室メンバーが来日した際も日本の国旗カラーを纏っての登場でした。
エリザベス元女王の来日(1975年)は、赤地に白の千鳥格子の装いで来日され、
ダイアナ元妃の来日(1986年)も白地に赤の水玉模様のワンピースを披露しました。
両者から親日感が伝わったことは言うまでもありません。
こういったことが皇室外交の通例となり、相互の国に敬意と親愛を築いているのでしょう。
装いのコミュニケーション力を感じずにはいられません。
では、英国到着時の雅子様の淡いブルー×白の装いは、ウエッジウッドカラーやロイヤルブルーを意識されていたのかもしれませんね。
訪問先のカラーを取り入れる
そう考えると、皇室だけの話にとどまらず、我々のビジネスにも十分に応用が利くことになります。
例えば、
・進出したい国の国旗カラーを装いに取り入れる
・契約を取りたい企業のコーポレートカラーを取り入れる
・商談相手の好みのカラーを取り入れる
こんなふうにいくらでも装いのコミュニケーション・パターンが出来上がります。
相手がすぐに気づいてくれればよいですが、そうでない場合は、さらりと「〇〇さんがお好きなカラーを取り入れてみました」と伝えるのも良し。
あなたへの親しみも急接近することでしょう。
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Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター